C値0.3 Ua値0.43 外張り断熱
1.外張り断熱とは
C値0.3 Ua値0.43について
2.断熱性能のメリット
3.構造・工法
3-1.外断熱:断熱材キューワンボード
3-2.断熱は窓が大事!高性能樹脂窓APW®330
3-3.基礎断熱とシロアリ防止:パフォームガード®
3-4.24時間換気
①第三種換気
②第一種換気
1.外張り断熱とは
外張り断熱の家は、建物をぐるっとひと続きでを包み込む気密性が高い工法です。一度エアコンで室温調整すると、その温度を外へ逃がしません。夏涼しく冬あたたかい家になるため、体にやさしく、冷暖房費も抑えることができます。
千葉県の基準値5.0を大幅に超える超高気密です。
遮熱面材付き硬質ウレタンフォーム断熱材による外張り断熱で高気密へ。
C値とは、相当隙間面積のことです。
数字が小さければ、小さいほど隙間が少ないことを表します。だから隙間風が入らず、あたたかい空気や冷たい空気を逃がしません。
C値5.0は家全体の隙間がはがき4枚のところ、0.3は消しゴム4個の隙間しかありません。
※一般的な木造住宅のC値は10~20前後と言われています(約30坪:100㎡の場合)
また、35坪ほどの住宅は1.5㎡の隙間があるとよく言われています。窓の大きさでいうとH0.9mxW1.7mの窓が開けっぱなしになっている状態です。
千葉県の基準値0.87を超える超高断熱です。
Low-E複層ガラス樹脂窓で熱を逃がしません!
Ua値とは外へ逃げる熱量のことで、値が小さいほど、逃げる熱量は少ないことを表します。
2.断熱性能のメリット
夏、エアコンを止めるとすぐにジメジメ暑く成ったり、廊下やトイレは暑くて汗だくに・・・
冬、窓に結露がひどくてカーテンにカビが生えてしまう、木が腐ってしまわないか心配。。朝寒くて、布団から出られない。
リビング、キッチンは暖房で暖かいけど、お風呂場はとっても寒い。ヒートショックも心配。。
悩みを解決してくれるのが、外断熱高気密の家です。
家(建物本体)の性能をバランス良く上げることにより、住み心地が良くなります。
夏は涼しく、冬は暖かく。家の中はどこでも同じ温度。お風呂もトイレも快適です。
しかも家全体に空気が行き渡るから、外断熱の家は「魔法瓶のような家」です。
一度温めた空気、冷やした空気を逃がしません。
廊下もトイレもお風呂も、リビングと同じ温度。
室内の温度差が引き起こす「ヒートショック」の心配もいりません。
建物や家具が傷まない、長持ちの住宅のヒケツです。
外断熱がシャットアウトするのは熱だけじゃありません。カビの原因になる湿気の侵入も防ぐので
梅雨の時期でも室内はカラッと快適。
もちろん冬場の「結露」もほどんどゼロ。建物や家具を長持ちさせる、見逃せないポイントです。
お財布にも地球にもやさしい省エネ&エコ住宅。
冷暖房効率が驚くほど高いから、一般的なお宅であればエアコン1台で十分に家全体を
カバーできます。
夜、エアコンのスイッチを切っても朝までほとんど温度が変わりません。
タイマーなし、家計への心配もなしでぐっすりお休みください。
建物や家具が傷まない、長持ちの住宅のヒケツです。
ホコリの侵入も防ぐので毎日のお掃除が楽々。
熱や湿気が侵入しない高気密の家は、もちろん、目に見えない小さなホコリもしっかり排除。
高性能な換気システムでいつもきれいな空気が循環する家の中は、まるでクリーンルームのような清潔さ。毎日のお掃除に手間がかかりません。
さらに、室内の空気がいつもクリーンだから花粉症やアレルギーとは無縁。
建材の防腐剤や塗料、接着剤等に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が原因で起こるシックハウス症候群の心配もいりません。
外断熱で空気の質を守るため、小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して生活することができます。
お財布にも地球にもやさしい省エネ&エコ住宅。
外の騒音も気にならない、音漏れなしの静かな家。
遮音性の高さも外断熱の特色。外の騒音をシャットアウトするだけでなく、
オーディオやピアノの音量、赤ちゃんの泣き声にも神経を使う必要がありません。
ホームシアターやAVスタジオをお考えの方には特におススメです。
3.構造・工法
“断熱+遮熱”のハイブリッド効果【キューワンボード】
①セルの微細化
発泡樹脂系断熱材の断熱性能は発泡直後から経時に伴い低下し、概ね一定値に収束します。
キューワンボードはセルの微細化により、住みはじめの断熱性能値を上げ、さらに経年変化を抑えることに成功しました。
従来品
キューワンボードのセル
②熱伝導率の比較
キューワンボードの熱伝導率は高性能グラスウール断熱材に比べ、60%以下となっています。
熱を伝えないため、魔法瓶のような住宅づくりに役立っています。
出典 https://www.achilles-dannetu.jp/brands/q1-board/excellent-performance/
①アルミ箔面材
アルミ箔面材はフォームを水蒸気や紫外線等から保護するとともに、難燃性(燃えにくさ)の向上も期待できます。
アルミ箔の高い赤外線反射率によって夏の遮熱に効果があります。
②サーモグラフィー画像の比較
サーモカメラを使用し、「キューワンボード採用の家」と「無断熱の家」の夏季における遮熱性能を視覚化しました。
夏季の屋根裏面温度は左の無断熱の家で約42℃になりますが、キューワンボードを外張り断熱材として採用した家では約30℃となり、
約12℃の差が認められます。アルミ箔面材が優れた遮熱を発揮しています。
出典 https://www.achilles-dannetu.jp/brands/q1-board/heat-shield/
熱が逃げやすい窓を断熱する高性能樹脂窓【APW®330】
国内最高基準の断熱性を誇り、高い省エネ効果を発揮。エコ住宅との相性も抜群。
樹脂と複層ガラスにより、最高レベルの断熱性を実現した新発想の「新しい窓」です。
①Low-E複層ガラス
2枚のガラスの中空層とガラス内側の金属コーティングにより熱の伝わりを軽減。
単板ガラスの約4倍の断熱効果を発揮します。
熱の出入りを抑えます。不快な結露も抑え、快適な空間が生まれます。
②フレームの断熱性能を高める”マルチチャンバー”構造
従来の樹脂窓に比べ、フレームの中空層が多いマルチチャンバー構造を採用。
これにより枠と障子も熱を伝えにくくなり、フレームの表面温度は1.5℃上昇します。
(室外温度0℃/室内温度20℃解析値)
チャンバー:伝熱方向に並ぶ中空層の数
③コールドドラフト現象を抑える
APW 330の部屋はコールドドラフト現象が抑えられ、床が暖かい温度を保っており
室内全体も暖かく保たれています。
※コールドドラフト現象とは、窓辺で冷やされた空気が下降気流となり、
足元に流れたまっていく現象のことを言います。
防蟻断熱材【パフォームガード®】
防蟻性能が半永久的に持続する防蟻断熱材です。
①足元が冷えるのは床下・基礎の断熱が不十分だから
寒さは足元から。足元が冷えるのは床下・基礎の断熱が不十分だから。
当社では、基礎外断熱工法を採用しています。床下空間(基礎コンクリートと床の間)も家の中と考え、 床下に外気(冬の寒い空気、夏の暑いジメジメした空気)を取り入れません。
その代わりとして、機械で強制的に除湿と換気を行います。
理由としては、床下通気(自然通気)に頼った場合、床下の温度と湿度の環境によっては、
結露が発生 → 腐朽菌が繁殖 → 構造体である木材を腐らせる → カビが発生 → アレルギーの原因
となり、家の寿命を縮めるばかりか、住む人にとっても健康に良くない家となってしまう可能性があるからです。
②白アリ対策は人体に無害な素材で
白アリ対策として、基礎断熱に使用する断熱材は、人体に無害な無機質(ホウ酸系化合物)が含有された断熱材を使用します。
基礎のコンクリートを打設後、後張りで断熱材を貼るとコンクリートと断熱材の間に隙間ができシロアリの蟻道になる可能性が高いので、
型枠に断熱材を建て込み、コンクリートを同時に打ち込む施工をします。断熱材の表面には、保護モルタルを施し、強度を高めます。
万一、この断熱材を食害貫通して建物に損害が生じた場合に対して、 10年保証をしております。
【第三種換気と第一種換気】
①第三種換気(排気型集中換気システム)
第三種換気(排気型集中換気システム)とは、排気は機械換気で強制的に行い、給気は給気口などから自然に行う換気方式を言います。
排気が機械換気のため、湿気が壁内に侵入しにくく、高気密住宅では、低コストで計画換気ができます。
大風量:
換気量は、およそ20~95坪程度まで。1台の換気ファンでOK!(520㎡/h=約600kg)
超省エネ:
月々の電気代は、缶コーヒー1本分。35坪の場合。ルフロ400換気ファン本体 約83円/月(コントローラー目安位置2.5)
超静音:
35坪の建物の場合、騒音値は25dB程度とほとんど聞こえません。(コントローラー目安位置2.5)
コンパクト設計:
施工にもメンテンナスにも影響する小さなサイズと軽さです(ルフロ400換気ファン本体 重量:4kg 規格:L410mm×W460×H215)
②第一種換気(熱交換型集中換気システム)
第一種換気(熱交換型集中換気システム)は、給気と排気を機械で行う方式で、従来換気により排出されてしまう室内空気の持つ熱エネルギーを 回収(熱交換)し、給気側から新鮮な空気と共に家の中に熱を戻します。
厳寒地域にお住まいの方や、家の性能を追求される方におすすめのシステムです。
当社では、第三種換気もしくは第一種換気をお選びいただけます。
※第2種換気は、排気側は自然換気、給気側は機械換気で行います。 第2種は住宅には用いられず工場やクリーンルームなどに採用される方式です。